肩凝りの症状について|原因と改善方法
肩こりは、デスクワークなどの動かない時間が長いほど影響を受けやすいですが、特に頭と首の位置関係や、筋肉の状態なども大きく関係してきます。
このページでは、肩こりについての原因、症状や特徴・改善方法に加え、具体的にどのような状態の筋肉が「凝り」となりやすいのかも解説していきます。
肩こりとは|症状と特徴
肩こりとは、首から肩・背中までにかけての筋肉のだるさ・痛み・こわばり・つっぱり感・疲労感などの感覚を伴う状態のことをいい、現代では3人に2人が肩こりを感じているとも言われています。
症状が進行していくと、目の疲れや頭痛・吐き気・腕や手・指の痺れなどを伴うこともあり、特にデスクワーク中での症状の悪化や集中力の低下など、毎日の仕事のパフォーマンスに大きく悪影響が出て悩んでいる方も多くいらっしゃいます。
肩が凝る原因
肩こりの原因は、多くの視点から様々な要因がありますが、大きく原因として占めるのはやはり猫背や巻き肩などの姿勢です。しかし、その中でも特に肩こりの犯人になりやすい筋肉やそのメカニズムについて伝えている記事は少ないので、そのあたりまで解説していきます。
なぜ肩が凝るのか
人間の肩の関節は、肘や膝、手首や足首、股関節などと比較しても圧倒的に大きな範囲で動く関節です。しかし、日々の日常の中で両手を上げることってどれくらいあるでしょうか?
筋肉は、縮んだり伸びたりすることで血液が循環され、常に酸素や栄養素を得て老廃物を排出することを繰り返し「循環」しています。
縮んだり伸びたりすることができなければ、酸素や栄養は滞りやすくなり、老廃物も流されにくくなり、凝りや痛みの原因の物質が滞留します。そしてそれが神経に伝わり、脳が「凝っている」「痛い」と感じるのです。そうすると交感神経が興奮し、さらに筋肉は緊張し、悪循環に至ります。
凝りやすい筋肉の特徴
180°まで挙げることができる腕は、日々の日常の中でほとんどが垂れ下がっています。しかし、問題なのは、腕が下がっていることに加え、頭と肩が前に出てしまっていることです。
肩こりになりやすい、特に凝りやすい筋肉は「伸ばされ続けている状態」なのです。頭や肩が前に出てしまっている、いわゆる巻き肩や猫背の状態は、僧帽筋(そうぼうきん)や肩甲挙筋(けんこうきょきん)という筋肉が伸ばされっぱなしになります。これらの筋肉が酸素や栄養状態が悪くなり、「凝り」を感じている部分です。
凝っている筋肉は犯人ではない
肩こりの筋肉である僧帽筋や肩甲挙筋などは凝りや痛みの「被害者」です。肩こりの犯人は首や背中ではなく、反対側、鎖骨の下や胸など、前側の「縮こまり続けている筋肉」です。
頭や肩が前に出て猫背や巻き肩が続く
→前側の胸や鎖骨下の筋肉が縮こまる
→首・肩や背中側が伸ばされ続ける
→肩こりになる
最も気をつけなければならないのは、伸ばされ続けている筋肉ばかりをマッサージしてしまうことです。伸ばされて被害に遭っている肩や背中だけ犯人扱いして、そこだけマッサージをしても肩こりの根本的な解決にはなりません。
肩こりの対策と改善方法
具体的に肩こりを治そうとするには、以下のような対策が必要になります。
- 猫背の原因となっている「縮こまっている」筋肉を伸ばす
- 伸ばされ続けている筋肉を解放してあげる
- 本来の正しい姿勢を身につける
伸ばされ続けている筋肉がどこなのかは前述の通りですが、そもそも猫背が癖になってしまうと、前側の大胸筋や小胸筋、鎖骨の周辺の筋肉などが縮こまってしまいます。ここがしっかり伸びるようにならなければ猫背も肩こりも治すことができません。
マッサージだけ受けて一時的に楽になっても、繰り返し肩こりの症状が現れるのは、縮こまっている前側の筋肉である犯人を治療できていない場合が多いのです。
秩父市ちちぶよしだ整骨院の治療
ちちぶよしだ整骨院では、前述の肩こりの対策方法を全てメニューとしてご用意しています。
猫背矯正で肩こりの原因にもなる前側の縮こまっている筋肉を伸ばし、直接首や肩・背中の筋肉を解放し、正しい姿勢を導きます。
一人一人、症状や肩こりの状態、生活背景の違いに合わせた根本改善を目指す施術を行いますので、お気軽にご相談くださいね。
ちちぶよしだ整骨院のメニュー詳細は、以下からご覧いただけます。
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よくある質問|薬・ヨガ・温or冷など
Q 肩こりを薬で抑えるのはよくないですか?
肩こりや痛みなどが強く仕事に影響を及ぼすほどであれば、医師の診察のもと薬に頼るのも良いと思います。
しかし、このページで紹介している原因となる姿勢に関しての根本治療を受けながら、対処の一つとして辛い時にお薬を使用するというのが一番おすすめです。
Q 塗り薬は使っても大丈夫ですか?
問題ありません。前述の通り、肩こりの一時的な対処として塗り薬を使用し、一度お気軽にちちぶよしだ整骨院へご相談ください。
Q ヨガは肩こり予防におすすめですか?
肩こりには特に、大胸筋や小胸筋などの前側の筋肉が伸ばされるようなヨガのポーズなどはおすすめです。
Q 温めるのと冷やすのはどちらが良いですか?
基本的には炎症症状(ズキズキするような痛み)以外は温めるほうがおすすめです。筋肉の血液循環を促すためです。